緊急入院からのバタバタ

 27日金曜日に入院するはずだった。しかし。

 前26日の夕方、病院から電話があった。入院事項の確認のために夫に電話をかけたが出ないという。

 容体が急変しているかもしれないので、とにかく様子を見てください。明日が厳しいなら今日中に入院してもらっても構いません、とのこと。

 

 私は日中ずっと、前日に買えなかった入院用品を揃えるために外出していた。たとえば入院中の寝巻き。レンタル用品を勧められたが、あの、物悲しい作務衣タイプのパジャマは着せたくなかった。週2回、5分といえども、私ともう一人の面会が可能なので、来てくれる友人のためにも、夫らしい格好をしていて欲しいからだ。

 

 夫は無印良品のファンなので、細々したもの(病院食をいただくためのカトラリー、スープカップ、タンブラー、タオル、などなど)は無印で購入。無印のパジャマは病人対応ではないので、ボタンを止める作業などが、いずれおぼつかなくなるだろう。なので、それは両方備え、夫が選べるようにした。

 

 驚いたが、夫は数時間見ないうちにまた痩せていた。

 私が、今夜の入院も可能だとの病院からの伝言を伝えると、一も二もなく入院すると言う。やはり、電話に出られないほど辛かったようだ。

 

 それから私と病院側とで相談。最終的に、私が救急車を呼んで病院まで運んでもらうことになった。

 

 重たい荷物は救急隊員さんが、そして病院についてからは若い看護師さんが運んでくれたので、助かった。

 

 種々様々な検査と手続きを終えて、夫が個室に運ばれたのが夜9時ごろ。

 翌朝には、身元引受人(私以外にもう1人必要だという)になってくれる友人が予定通り車で迎えに来てくれるので、今日運べなかったもの(パソコンなど)を車に積んで病院に向かう。

 

 帰宅してパソコンを見たら、夫の入院(27日の予定)を聞いた旧知の友人夫妻が、コロナ禍で面接禁止だと思うので、その前に会いたい、と、何度もメールをくれていた。

 緊急入院したので来てもらっても会えませんと返信したが、すでに新幹線の車中で、京都駅近くのホテルも予約済みだという。

 せっかくなので、一緒に病院に向かうことにした。

 当日の話は続きで。